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< BDFとは?>

  1. BDFとはBIO・DIESEL・FUEL(バイオ・ディーゼル・フユール)・BIO(有機物)から作ったディーゼル用燃料(フュール)の事。一般的にBDFは食用廃油から作った燃料の呼称。
  2. D (ディーゼル)を抜いてBIO FUEL・バイオ・フユールと云われる時には、ディーゼルエンジンバイオ燃料に加え。サトウキビ・トウモロコシ・大豆・ヘンプ(麻)等の作物から作られたバイオ・エタノール(メチルアルコール)を含んだ燃料の総称です。
  3. バイオ・エタノール生産で有名なのはブラジルです。アメリカ・日本ではバイオ・エタノールの研究が盛んになされております。この生産は少し複雑・大規模生産。誰でも簡単にこれを作るという訳には行きません。しかし、バイオ・ディーゼル燃料は装置さえあれば比較的簡単な措置で生産することが出来ます。しかも、使い終わった「廃油」をリサイクルして作る事が出来ます。
  4. 廃油からバイオ燃料を作るとは----植物油や動物脂肪には脂肪酸が3個ずつ、グリセリン(グリセロール)と結びついて出来ています。これを化学反応させエステル交換(transesterification)つまり、この脂肪酸をグリセリンとの結合から切り離し。別のエステルに変換します。具体的にはメタノールとグリセリンを苛性ソーダ等の触媒を使って入れ替えること。つまり、メタノールをオイルの中に入れ。グリセリンをオイルから抜くという事になります。そうする事により、オイルはさらさらとした、燃料噴射装置に目詰まりを起こさない、凝固点が低く、寒さに強い、燃焼しやすいオイルになります。
  5. この切り離されたグリセリンは底に沈殿し除去されます。
  6. BDFは、市販のディーゼル車に使用できます。もちろん特別な仕様変更をする必要はありません。
  7. 軽油と同等の燃費と走行性です。
  8. 多くの疾病原因とされている黒煙は、軽油と比較し約3分の1以下!
  9. 小児ぜん息・アトピーなどの原因と言われている硫黄酸化物は、排ガス中にほとんど含みません。
  10. BDF、100%の使用であれば、軽油引取税は課税対象外となります。

< ヨーロッパのBDF事情 >

ヨーロッパはバイオ・ディーゼル燃料の先進国。その発達が早かった理由は、ヨーロッパでは、英国を除いてディーゼル・エンジン車が圧倒的に多いからだと思われます。一方、日本・アメリカではガソリン車が多い為にバイオ・エタノールの方に関心が強いようです。

ヨーロッパのバイオ・ディーゼル燃料生産は、一般人レベルにおいては規制が強く。フランス・ベルギーでは農家の自家生産・使用以外は厳しい認可制になります。ドイツでは早くから社会的な回収システムが発達。効率よく回収され、且つ、ヨーロッパ各国から食用廃油が運ばれ。バイオ・ディーゼル燃料が生産されています。

ちなみに、ベルギーの廃油入手価格は現在の為替レートで約70円です!ガソリンスタンドで軽油は1Lで160.-位です。

イギリスはヨーロッパで、唯一の原油産油国。しかし、スタンドでの軽油価格は1L-250-270円。おそらく世界で一番高い?と思われます。でも、西ヨーロッパ内で唯一、自由に、バイオ・ディーゼル燃料の生産が認められているのは、ここイギリスです。しかし、バイオ・ディーゼル燃料を作った人は低いレートの税金を支払わなければなりません。それでも、人々は軽油をスタンドで買うより、燃料が安い事や環境に対する懸念から、バイオ・ディーゼル燃料を生産する人たちが年々、増えております。ちなみに税金の算出方法は、メタノールの購入量から算定されます。

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